「投資を始めてみたいけど難しそう」「失敗して財産が減ったらどうしよう」といった不安な思いから、投資に踏み切れない人は多いと思います。
しかし今はインターネットが普及して、さまざまなアプリが開発されたことにより、こういった初心者の方たちにも分かりやすく投資を勉強できる機会が増えました。
今回は、株とFX(外国為替証拠金取引)の二つの投資について、練習しながら勉強もできるという便利なアプリをご紹介いたします。
株式投資を勉強するなら「トレダビ」
株式投資をゲーム感覚で体験できるアプリとして、株式会社K‐ZONEが提供している「トレダビ」があります。
2020年6月の段階で国内の利用者は110万人を超え、投資シミュレーションサービスとしては日本最大の規模を誇ります。
無料のアプリなので、スマホがあれば誰でも気軽にダウンロードして体験することができます。
サービスを開始すると、仮想の資産1,000万円からスタートします。取引は全てこの仮想の資金で行うので、実際の損失はありませんし、手数料等も取られることはありません。
取引できる銘柄は、実際の東京証券取引所に上場されている企業のデータを使用しており、値動きも実際の値動きと同様のものとなりますので、リアルな感覚でシミュレーションをすることができます。
簡単な株取引入門講座のコーナーもありますので、取引を開始する前に勉強してから始めるのも良いでしょう。
また、レベルや投資力といった評価制度がついていますので、投資経験を積むことによってレベルを上げ、自分の投資の実力をチェックすることができます。
FXを勉強するなら「FXなび」
FXにおいても、ゲーム感覚で楽しみながら学べるアプリがあります。それが「FXなび」です。
こちらも無料でダウンロードができ、仮想の資金によってデモトレードすることができるので、ノーリスクでFX取引を体験できます。
最初に取引できる通貨ペアは限られていますが、レベルを上げることによって取引できる通貨ペアが増えていきます。
また、FXをする上で参考になるニュースや経済指標などもチェックできるので、社会の動きと通貨の値動きを分析するのにも役立ちます。
そのほか、漫画や動画を使った分かりやすい解説や、お役立ちコラムなども豊富ですので、金融の分野が苦手な人でもFXについての知識を得ることができます。
自分のプロフィール画面で「月間利益」「週間利益」「本日の利益」も確認できるので、常にチェックしながら投資実績を伸ばしていきましょう。
デモトレードで投資経験を積んだ後、実際に口座を開設したい場合は、「FX口座比較」のページにそれぞれの口座ランキングが解説付きで掲載されていますので、自分に合った証券会社の口座を見つけることができます。
少額から取引を開始しよう
アプリで株やFXを勉強したら、実際に口座を開設して取引をしてみると良いでしょう。
なぜなら、デモトレードは投資の感覚をつかむ上では便利な機能ではありますが、デモトレードと実際に自分のお金を賭けたトレードでは、取引をする際の心理状態が全く異なるからです。
デモトレードでは上手くいったのに、実際のトレードだと損をしてしまったということはよくあります。
たとえばFXにおいて、自分が保有している通貨が含み損を抱えていて、デモだとすぐに損切ができたのに、実際のお金だと損をしたくないからなかなか損切できず、結局損失が膨らんでしまった、というケースがあります。
まずは生活に支障が出ない程度の資金で小さくスタートして、実際のお金を賭けたトレード心理に慣れることで、ゆっくりと投資の実力を高めていきましょう。